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Leqtique / Caeruleum Lightdrive High Definition (CLHD)

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聴こえなかった音が
 
聴こえて来るエフェクター。。。
 
 
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
 
やっとCLHDをアップします!
 
 
 
 
今回は、このブログ史上、最大のボリュームになるので
覚悟して下さい(  ̄▽ ̄)
 
 
 
 
 
 
 
 
是非、こちらも併せて読んで頂けると、CLHDの事が良く解ると思います!
まだ、ご覧になってない方は是非!!!
 
 
【Leqtique Shun Nokina超ロングインタビュー第2弾!!】 -Caeruleum Lightdrive High Definitionの全て-
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まず、この「Caeruleum Lightdrive High Definition」
 
どういう意味なんでしょうか。
 
 
Caeruleum、ラテン語で「青」
Lightdrive、「ローゲイン」
High Definition、「高解像度」
 
 
 
ローゲインで高解像度な青い奴って感じでしょうか(^_^;)
 
 
 
 
 
 
 
今回のペイント、本当に美しいです!
ブルーに濃淡が有って、ブルーが薄い所は、下のアルミが透けてキラキラ。
 
うっとりしてしまいます!
 
 
 
 
 
 
今回は、コンポーネンツなどを見て行く所と、CLHDの使用法をサンプルで撮った動画4本で記事を構成して行きます!(*゚▽゚*)
 
 
 
 
Leqtiqueの、基本的なコンポーネンツについて
1度、ブログ記事にしてますので、興味がある方はこちらをご覧下さい!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、早速中を見ていきましょう!
 
イメージ 3
 
相変わらず、美しい。。。
 
 
 
鋳造とは全く違う、アルミブロックからの削り出し筐体が美しい!
勿論、音質について大きな影響を持っています。
 
 
Leqtique全般に共通している、ノイズの少なさは
このアルミブロック削り出し筐体のシールド効果に依る所が大きいと思います。
 
 
 
 
 
ワイヤリングも、無駄が無く美しい。
美意識を感じます。実際、インタビューを拝見すると
直線で構築して見た目を良くする様にしてるそうです。
 
 
中身がゴチャゴチャなエフェクターは、それだけで良い音が出るとは思えなくなってしまいます。
実際、そういう傾向が有ると思いますし。
 
 
 
 
イメージ 4
 
基板全体。
 
 
正にLeqtiqueでしか有り得ないコンポーネンツのオンパレードです。
 
 
 
 
 
パッと見、かなりパーツ点数が多い様に見えますが
昇圧を抜かして考えると、意外とパーツ点数は少ない事が解ります。
 
 
イケベさんのインタビューにて、CLHDのブロックダイヤグラムが
明らかにされていますが、メッチャシンプルです。
 
回路だけ見ると、オペアンプを使った1ノブブースターを想像しちゃいそうな位です。
 
 
 
 
でも、そこの部分を良く考えると、
それだけ、ギターの素が出る設計とも言えます。
 
 
後述しますが、仕組みを明かされても全く理解出来無い
「Definition」の構築も素晴らしく、革新的な設計とさえ思います。
 
 
 
 
 
 
それでは、内部の特徴的な所を、個別に見ていきましょう!
 
イメージ 5
 
白の四角で囲われた所を見て下さい。
 
この箇所は、昇圧回路になります。
 
 
 
 
 
昇圧回路にありがちな、MAX1044、ICL7666ではなく
「LT1026」が使われています。
 
 
 
NOKINAさんによると、LT1026はMAX1044、ICL7666の様に無理に30Vを作り出すのでは無く、クアッドで無理無く9Vから36Vを作り出せるそうです。
 
 
 
???
 
 
難し過ぎて、全然解らな~い(^_^;)
 
 
 
 
 
 
しかも、上は+16V、下は-14Vの電位差29V~31Vの両電源駆動だそうです。
 
 
 
??????
 
 
これも難しくて解らない(^_^;)
 
 
 
私も普通に9Vを昇圧して18Vにしたりはしますけど
なんでわざわざ両電源にするのかが解らない。
 
解らないけど、正電源と不電源で電位差を作って昇圧駆動させる方が、無理無く大きな電圧を取り出せるって事なんですね!
 
それだけは理解しました(^_^;)
それにしても凄い。。。
 
 
 
 
 
 
 
昇圧回路にOS CON使ってるのもエグいです!
 
私もリップルノイズのフィルターでOS CONを使い始めてますが
ハッキリと効果が解る位に、ノイズが減ります。
 
ノイズが乗りやすい昇圧回路にOS CON使ったら効果覿面でしょう!
 
 
 
「なら、何処のメーカーもOS CON使えばイイじゃん?」
と、思いますよね(^_^;)
 
 
簡単には使えないんです。
単純に高いんで(^_^;)
 
 
 
 
なので、コンデンサーが複数個が必要になる昇圧回路に、OS CONぶち込んで来るビルダーなんて、プロではNOKINAさん位しかいないと思います(^_^;)
 
 
 
 
この昇圧に依る、サウンドの恩恵は多く受けています。
ハリ、艶、コシ、が大きく増しているのを感じます!(*゚▽゚*)
 
 
 
 
 
イメージ 6
 
次はココを見ていきましょう。
 
 
 
 
 
画像中央で、ドカンと居座ってる
見ただけで高い事が解るコンデンサー(^_^;)
 
 
イメージ 7
 
「Obbligato Premium」
 
 
何と真鍮削り出しケースです。
持ってみると、圧倒的な重量感!
 
持つだけで、とんでもない逸品である事を実感出来ます!
 
 
 
 
 
 
普通のエフェクターで使われているコンデンサーは
1つ20円位の物です。
 
販売価格が、3万円する様なエフェクターでも
1つ20円位のコンデンサーが良く使われています。
 
 
 
 
実際の音はどうなんでしょうか???
 
 
 
気になりますよね(^_^;)
 
 
 
 
って事で、NOKINAさん信者を自認する私は
日本中探してみました!
でも、このObbligato Premium、
1つで1000円~位します(^_^;)
 
発見し、即購入!!!
 
 
 
 
 
その音を確かめるべく、シンプルなブースターを組み確認しました!
 
イメージ 8
 
感想としては、兎に角解像度が高いです!
正確に言うと、解像度に対してのロスが無いです。
 
ノイズが少なくなったのも感じました。
 
 
 
 
音が良いのも、格好が良いのも解りました。
 
 
 
 
でも、
 
 
 
 
普通、
 
 
 
 
 
こんな高い、普通のコンデンサーの50倍する様な物を、
 
 
 
 
市販のエフェクターにブチ込むかぁ???(^_^;)
 
 
NOKINAさん、鬼!(^_^;)
 
 
 
 
 
 
この、Obbligato Premiumは
CLHDの高解像度に大きく関与してます!
 
 
High Definitionと名前を付けてるだけ有って
NOKINAさんも、ここは譲れない所だったんでしょうね!
 
 
 
 
 
 
イメージ 9
 
エフェクターにとって、心臓部とも言えるオペアンプには
「LT1028」がセレクトされています。
 
 
LT1028???
 
 
聞いた事が無いので、ググってみました。
 
 
 
 
高っ!!!(^_^;)
 
 
 
 
なんと、1個で2000円します(^_^;)
 
 
 
 
普通、オペアンプというと安い物だと20円位から有ります。
市販のエフェクターでは普通、40円~100円位の物が使用されています。
 
 
高い物でも、OPA2134の350円位でしょうか。
OPA2134を使用したエフェクターは、大体、
 
「超ハイエンド、高解像度、高速オペアンプのOPA2134を使用!!!」と謳ったりします。
 
実際、OPA2134を使うだけでも凄いと思います。
 
 
が、NOKINAさんは、その5倍以上するLT1028をセレクト。
 
 
 
ググって、調べて見ると、
兎に角、解像度がダントツで高い様です!
 
 
 
 
こんな所にも、High Definitionと名付けた拘りを感じますね!(*゚▽゚*)
 
 
実際、このLT1028が、CLHDの解像度の高さの一番の要因だと思います。
 
 
 
 
 
 
このエフェクターの特徴的なコントロール「Definition」
 
 
 
使えば解るのですが、NOKINAさんが仰る通り
 
「時計回りに回していくことでコンプレッション感が強まり、
ヴィンテージ1N270ゲルマニウムダイオードの生み出すスムースさが帯域の制限と共に生み出されます。
逆方向ではLT1028の純粋な超Hifiサウンドを堪能することが可能」
 
この説明が一番解り易いと思います。
 
 
それにしても、どうやって段々とコンプレッションが強まっていくなんていう設計が出来るのでしょうか?
 
普通、クリッピングってのはONかOFFしか出来ません。
TS系に良く有る3モードのクリッピングをイメージして頂ければ解り易いと思います。
 
 
 
 
 
その答えも、イケベさんのインタビューの中に有りました。
 
 
「電子回路的に言うと、Overcompensationのテクニックを利用し、
心臓部であるOPアンプの応答速度と上の帯域のレンジをコントロールしています。
また、同時に負帰還部のクリッピング由来の歪みとクリーンミックスのレート、
スレッショルド等の多岐にわたるファクターをコントロールしています」
 
 
 
。。。
 
 
 
全然、解らない~(>_<)
スゴ過ぎる設計(^_^;)
 
 
 
 
 
 
設計も凄いんですけど、それよりも凄いのは
その「Definition」の使い勝手が非常に解り易く明快。
 
とても音楽的ですし、
コンプレッションを強めても、解像度が高いので
所謂トーンの様な使い方でコモった感じにならないのが
凄く良い所だと思います!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 10
 
クリッピングを見ていきましょう!
 
 
 
 
白枠の上の物が、ブリッジダイオード「DF04」です。
 
これはブリッジダイオードですね。
ブリッジダイオードが、クリッピングに使えそうなのは
誰にも解る様な感じがしますが、実際やる人はいませんよね。
 
 
 
NOKINAさん曰く、
 
「スレッショルドレベルに"ゲタを履かせる"のと、
自分のシグネイチャーアイデアにしたいので」
 
という事で、REDに引き続き採用されています。
 
 
真似したい(^_^;)
 
 
 
 
 
 
 
下の物は、ヴィンテージの「1N270」です。
 
個人的には、クリッピングにはゲルマニウムは使わないんです。
何故かと言うと、バリッと荒い感じの音になるイメージがあって。。。
 
 
でも、この1N270は本当にスムースなトップエンドを持ってますね!
 
ゲルマダイオードの見方が変わりました(*゚▽゚*)
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 11
 
ちょっと、オマケっぽい所も。
 
 
さり気なく、3PDTスイッチ周りの配線で
いつも1本だけ違う物を使っています。
 
スイッチの上を斜めに掛けている配線、WEですよね?
 
 
何か意味があるのでしょうか?
 
おしゃれで?
 
 
NOKINAさんの事だから、サウンドの狙いがあったりしたりして(^_^;)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この他のパーツを見て行くと、
 
 
 
 
PRPの抵抗。
 
クリアーでローがしっかり出ます。
精度ももの凄く高いです。
 
1本約50円し、普通のエフェクターに良く使われるカーボン抵抗の50倍の値段がする抵抗です。
 
 
 
 
 
Allen Bradleyの抵抗。
 
非常に音楽的な響きをします。
 
現状でレアなヴィンテージ抵抗となっており、
1本100円~します。
なので、普通のエフェクターに使われてる抵抗に比べると
100倍の値段な訳です(^_^;)
 
 
 
 
 
 
WIMAのコンデンサー。
 
基板の上に有る、赤いボックス型のコンデンサーです。
 
私もこのコンデンサーを非常に好んでおり、自作で良く使います。
とてもクリアーな音色が特徴だと思います。
 
これもまた、50円~となっており高価なコンデンサーです。
 
 
 
 
 
 
 
さて、ここまでCLHDのコンポーネンツについて見てきました。
 
発売前から、NOKINAさんがtwitterなどで
CLHDの内部の画像を見せてくれていたので
コンポーネンツについては、解っていました。
 
 
 
 
 
 
発売前に、私が思った事。
 
 
「どうやって、2万円以下で販売するの???」(^_^;)
 
 
そう思っていましたが、
販売されてみると、
 
 
 
 
 
 
なんと!!!
 
 
 
 
販売価格は、
 
 
 
税込販売価格: 18,980円!!!
 
 
 
どうやってるの???(^_^;)
 
 
 
 
 
 
どちらにしても、2万円以下という、信念は貫き通してます。
ホント、敬服します!
 
 
私が言うと、余計なお世話ですが
NOKINAさんが望む様に、中高生にも、是非Leqtiqueを手に取って欲しいなぁ。。。
 
 
 
 
 
 
 
また、コンポーネンツの説明を見て
すっごいハイファイで、冷たい音が出そう。。。
 
って、思った方もいると思います。
 
 
 
Leqtiqueのエフェクターは、無機質で冷たい音では有りません!!!
 
 
 
 
 
 
私自身も、エフェクター自作しますし
コンポーネンツには比較的情熱を傾けてる方だと思っています。
 
私自身、1つ悩みがあって
コンポーネンツに比重を置いて、ハイファイ系で武装すると
やはり冷たく、無機質な音になりがちです。
 
 
 
どうしたら。。。
 
 
そう思ったりもしました。
 
 
 
 
そんな時、Leqtiqueを弾き、
同じ様なコンポーネンツ使ってるのに、なんで無機質で冷たい音じゃないんだろう???
 
 
ここから、個人的に考察する様になりました。
 
 
 
 
 
 
結果、解った事が幾つか有ります。
 
以下、Leqtiqueを真似して得た事柄です。
なので、今回のレビューにも関係が有ると思うので書き込みます。
 
 
 
 
1、ハンダに「Wonder Solder Signature Ultra Clear」を使う。
 
「ハンダの修羅」と呼ばれている(^_^;)、NOKINAさんがLeqtiqueで使用しているハンダとなります。
 
 
実際、使ってみると、
解像度の劣化は殆ど見られない上で、ミドル、ハイになめらかなシルキーな感じが増します。
 
使い勝手も、非常に良いです。
 
 
 
 
 
2、直列抵抗にABを使う。
 
 
これも結構効きます。
 
今まで私は直列抵抗にも金属皮膜の抵抗を使ってきました。
試しに直列抵抗にABを使ってみた所、スムースなサウンドを得られました。
 
 
ABとは言わずとも、カーボン抵抗を使うのは効果が有る様に思いました。
 
 
 
 
 
3、音声信号の通り道には、クロスワイヤーを使う。
 
Leqtiqueで使われているクロスワイヤーは何処製なのかが解りません。
なのでFENDERに供給されているクロスワイヤーを使用してみた所、効果を実感出来ました。
 
 
 
 
 
 
以上3点が今の所、私が気付いている改善点です。
イコールでNOKINAさんが拘っているポイントでも有ると思います。
 
 
 
実は先日、NOKINAさんと数時間、電話で話す機会が有り
見解が合っているのか伺った所、上記3点は合ってるそうです。
 
ただ、まだまだ他にもポイントがありそうです(*゚▽゚*)
 
 
 
 
 
 
 
 
ここからは、CLHDの使用方法を見ていきましょう!
動画を4本用意しました。
 
 
勿論、これだけがCLHDの使い方ではないでしょう。
是非、皆さんが発見した使用方法が有れば教えて下さい!
 
 
 
 
 
さて、このバッファ、ブースター、単体ODとも使える多機能なCLHD、
どの使い方が良いのでしょうか???
 
 
NOKINAさんの、オススメの使用方法も網羅してます(  ̄▽ ̄)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
CLHD バッファとしての使用
 
イメージ 13
 
 
 
 
 
 
 
 
 
CLHD 単体ドライヴとしての使用
 
イメージ 14
 
 
 
 
 
 
CLHD ブースターとしての使用
 
イメージ 15
 
イメージ 16
 
 
 
 
 
 
 CLHD ファイナライザーとしての使用
 
イメージ 17
 
 
 
どうでしょうか?
 
 
 
私は、現状では最後の動画に有った
FINALIZERとしての使い方をしています(*゚▽゚*)
 
それにしても、使い方に良い意味で悩むペダルですね!
 
 
 
 
 
 
 
 
最後に、私のCLHDには
NOKINAさんのサインが入ってます。
 
イメージ 12
 
何故?
 
 
記事にしようか迷いましたが、
近い内に記事にしようと思います。
 
 
きっと、NOKINAさんの魅力が伝わると思います!(*゚▽゚*)
 
 
 
 
 

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